「バイオエタノール暖炉」で癒しの空間を
2022.12.08 配信
寒さが厳しくなってきましたね。
この季節になると、火の暖かさが身に沁みます。
最近は炎の癒しを求めて、キャンドルやランタンなどを灯したりキャンプをする人も。
そんな癒し効果もあり、インテリアとしても注目されている『バイオエタノール暖炉』をご紹介したいと思います。
バイオエタノール暖炉とは?
バイオエタノール暖炉は、20年ほど前から普及し始めた環境にやさしい暖炉です。
従来の薪やガスなどを使わず、「バイオエタノール」というトウモロコシやサトウキビなどの植物由来の原料からつくられたアルコールを使用します。
燃焼したときに煙や煤(すす)など空気をよごす物質を出さないため、煙突や大規模な配管設備などがいりません。
また、大きさもさまざまあり、卓上で使用できるものから壁に埋め込むタイプまで自由度が高いのも特長です。
バイオエタノール暖炉のメリット・デメリット
おしゃれでラグジュアリーな空間を演出できるインテリアとしても人気なバイオエタノール暖炉ですが、注意が必要なこともあります。
メリット
- 設置が簡単
設計段階からの段取りが不要で、後付けも可能です。
空気を汚さないため、煙突や配管工事もいりません。 - 手入れが楽
簡単な拭き掃除や、バーナーの水洗い程度でいいようです - カーボンニュートラルで環境に優しい
燃料すると二酸化炭素が発生しますが、植物の光合成によって分解されること、水蒸気がうまれることで環境に優しいとされています - 癒し効果
本物の炎による「1/f」揺らぎを見ることで、リラックス効果が得られます
デメリット
- ランニングコストが高め
電気ヒーター(約30円/1h)やオイルヒーター(約40円/1h)と比べると、バイオエタノールは100〜200円/1hほどのコストがかかるようです。
しかし薪が1束500〜800円(250〜400円/1h)程度と考えると、本格的な暖炉よりはお手頃かもしれません。 - 安全には注意が必要
一酸化炭素などの有害物質は出ませんが、本物の炎なので燃えやすいものは近くに置かないことが重要です。
またペットを飼っているお宅は、ペットがのぞき込んだりしてやけどしないよう高い位置に設置すなどの工夫をしましょう。 - コピー商品などは品質や安全性が保証されていない可能性がある
バイオエタノール暖炉は大きさやブランドによって、値段もさまざまです。
しかしなかには、コピー商品などで品質や安全性が保証されていない商品もあるようです。
購入の際には、きちんと確認することをおすすめします。
そもそも暖かいの?
バイオエタノール暖炉は本物の炎ですから、もちろん暖房効果もあります。
大きいものでは約15畳ほどの部屋を暖められるといわれています。
しかし薪の暖炉やストーブほどの熱量はないため、主暖房として使用するよりは癒し効果を求めて設置することが多いようです。
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暖炉に憧れがある方もいらっしゃいますが、実際に設置するとなると設計やコストの問題で断念せざるを得ないことも。
エタノール暖炉は比較的自由度が高いので、その憧れを実現できるかもしれません。
ゆったりと贅沢なお家時間を過ごしたい方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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