「施主支給」は大変?
2023.06.15 配信
index |
注文住宅ならではの特徴のひとつに「施主支給」というものがあります。
施主支給は、自分の好きなブランドや一点ものなどのこだわりの逸品を設置できる一方で、さまざまな手間や注意点があります。
「施主支給」ってなに?
「タオルハンガーはこのブランドのものがいいな♪」
「アンティークドアを付けたい」
など、せっかく家を建てるなら、こだわりの物を設置したいという希望がありますよね。
ただ建築会社には、グループ会社や懇意にしているメーカーさんがあり、基本的にはその会社から仕入れるのが通例です。
朝日ホームもパナソニックビルダーズグループの一員であり、標準仕様はPanasonic製品を選定しています。
しかし、建築会社では取扱のない物をお施主様ご自身が発注・管理して、取付けだけを依頼できることがあります。
それが「施主支給」です。
施主支給のメリット
施主支給の一番大きなメリットは、やはり自分の好きな物を置けるということでしょう。
せっかく家を建てるのですから「憧れの逸品を使いたい」「カスタマイズした家具を置きたい」と思うのは当然です。
また、取扱メーカー品よりお手頃なものを購入して、品物自体のコストを抑えたりすることもできます。
手間や時間をかけて、こだわりの物を手に入れた喜びは一段と大きいものになるのではないでしょうか。
施主支給のデメリット
一方で、施主支給にはいくつかの注意点もあります。
- 施主支給を受けてもらえないこともある
- 発注から品物の受け取り、設置場所までの搬入は自分でしなければならない
- 工期が遅れることがある
- 保証がない
- 施工会社とかなり綿密に連携が必要
- 場合によっては、指定品よりも高額になる事もある
このように列挙すると、デメリットしかない…と思われるかもしれません。
しかし、リスクを理解して対策を立てておけば、トラブルを避けられるのです。
ポイントは施工会社との連携
施主支給したものを設置してもらうために建築会社との連携は必須です。
建築会社も保証ができない工事を請け負うのはリスクを伴いますから、やむを得ずお断りすることもあります。
しかしお施主様の理想を叶えるために、手を尽くしたいのも本音ですので、こまめに相談や情報共有していただくと大変ありがたいです。
こだわりを実現するために、お施主様にお願いしたい流れやポイントを上げてみます。
- まずは、施主支給が可能か確認をお願いします
できれば、設計前の段階から「施主支給の物を取り付けてもらいたい」と希望をお伝えください。
水まわりの設備などは、配管の位置や設置方法によって請けられないこともあります。
その会社の施工範囲をきちんと確認しましょう。 - 着工前に支給品は確定させ、品物の詳細も共有してください
どんなに小さなものでも、サイズや下地が必要かどうかなどのすり合わせが大切です。
照明は柱などによって光に影響があるかもしれませんし、重さのあるものは下地がないと壁ごと剥がれ落ちる危険もあります。
施工によっては追加金額が発生する場合もあるので、その確認もしておきましょう。 - 支給品はすべてお施主様の管理です
品物の発注や取付け説明、設置までの保管保全など、支給品についてはすべてお施主様の管理責任となります。
たとえば海外製品の場合は、商品到着までのスケジュールや傷があった場合の対応などが国内製品よりも難しいのでご注意ください。
建築中の現場には直接搬入できないことが多いので、施工直前までは原則お施主様の保管となります。
キッチンを支給するような場合にはかなりの大きさになりますので、保管場所の確保も必要です。 - 施主支給品は保証できません
支給品は取付け後も保証対象外のため、早期に故障したり傷などが発覚しても取り換えなどができません。
とくに傷は施工前のものなのか、施工の際についたものなのかを調査するのも基本はお施主様になります。
もちろん、施工業者側も傷つけた場合は即ご連絡を差し上げますが、写真を撮っておくなど詳細な記録を残しておきましょう。
施工当日もできれば立ち会いしていただくのが理想です。
リスクを理解しつつ、こだわりの物を
施主支給は、本来、建築会社がおこなう事をお施主様がおこなう事になるため、時間も手間もかかります。
簡単にできるかと言われれば、難しいかもしれません。
でも、せっかく家を建てるのに憧れやこだわりをあきらめるのはもったいないと思いませんか?
ご自身の可能な範囲で、ぜひ自分の理想を叶えていただきたいと願っています。
朝日ホームは、全力でそのためのお手伝いをいたします。
↓ 次のステップはこちら!
↓ お気軽にご相談ください♪