本日、Ｔ様邸地鎮祭を執り行いました。天気にも恵まれ、まさに地鎮祭日和となりました。
そもそも地鎮祭とは、建築などで工事を始める前に行う、その土地の神（氏神）を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る事です。
式次第の右から順に進めていきます。
まずは修跋（しゅばつ）から。これは開式の後、祭に先立ち、参列者・お供え物を祓い清める儀式の事です。
続いて降神（こうしん）。祭壇に立てた神籬に、その土地の神（氏神）を迎える儀式。神職が「オオ～」と声を発して(「警蹕(けいひつ)」と言う)降臨を告げます。
献餞（けんせん）。神に祭壇のお供え物を食べていただく儀式。酒と水の蓋を取ります。
祝詞奏上（のりとそうじょう）。その土地に建物を建てることを神に告げ、以後の工事の安全を祈る旨の祝詞を奏上する事です。
四方祓（しほうはらい）。土地の四隅をお祓いをし、清める。切麻（きりぬさ）・散米（さんまい）とも言います。
鍬入れ（くわいれ）。斎鋤(いみすき)を使った穿初(うがちぞめ)、斎鍬(いみくわ)を使った鍬入(くわいれ)等が行われます。
今日はお施主様に鍬入れを、施工会社である朝日ホームが穿初を行いました。
鎮物埋納の品は、この後ここより取り出して、基礎下に埋めます。
玉串奉奠（たまぐしほうてん）。神前に玉串を奉り拝礼する。玉串とは、榊に紙垂を付けたものです。
撤饌（てっせん）。酒と水の蓋を閉じお供え物を下げる事です。
昇神（しょうしん）。神籬に降りていた神をもとの御座所に送る儀式です。
最後に、神酒拝戴（おみきはいたい）。土器(かわらけ)の杯にお神酒を注ぎ、神職の合図で乾杯を行います。
「本日はおめでとうございました」